声が大きい子が有利なジュニアサッカー
「よし!じゃあソウマール、キーパーなっ!おれフォワード!!」
「え~!ずるい」
「うるさい!よーし!やるぞ!!」
どうも、オヤマールです。
本日は前にソウマールが(2度の?)セレクションを受け、合格したスクールでのこと。
このスクールは各チームのエース級が集うサッカースクール。
そのなかでソウマールは必死に今も頑張っています。
↓
soumar.hateblo.jp
しかし、
ソウマールは基本的に内向的な性格とチーム仲間がそのスクールにいないことから、けっこうキーパーをやらされたり、余ったポジションでゲームをさせられています。
そんな帰り道。。。
「ねぇ、オヤマール。あの子ズルくない?いつもおれにキーパーやらすんだよ。それで自分はフォワードか中盤ばっかり。たまには俺だってフォワードぐらいやりたいよ。。。」
「じゃあ上手くなったらいいじゃん!誰にも文句言わせないぐらいに!」
これがいつも
帰り道で私とソウマールが話す内容です。
ネイマールやクリロナ、久保建英などがもしそこのスクールに入ったとしたら、きっとフィールドプレイヤーをやりたいと主張するし、きっとやらせてもらえるよ。
仮にやらせてくれなかったら、きっと彼らはその子に「なぜやらせてくれないの?」と主張をするに決まっている。
そういう話を
私はソウマールに言います。
でもそんな強気が現実的になると。。。
それはそれで。。。
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「よーし。今日のゴールキーパーはソウマールな」
「やだ!たまには自分がやってよ」
「なに?」
珍しくソウマール。
その子(学年が上)に主張しました。
とても良いことだと思います。しかし、いざ目の前でそんな争いを聞いていると。。。親として胃が痛いです
「お前、おれの言うことが聞けないのかよ」
「なんで聞かなくちゃいけないの?みんなで平等にやろうよ」
自己主張をするソウマール。しかし、そんな事を言えば事態はますます。。。
「よし。次のキーパーもソウマールな」
「なんでだよ。ずるいよ。さっきやったばっかじゃん。他にキーパーやってない子にしてよ」
「はぁ?他のあいつらはみんな俺と同じチームなんだよ。だから連携しやすいの。なぁ?だからソウマールはキーパー」
「やだよ」
「なんだと?」
「。。。なんだよ」
もう助けてください(笑)
私、確かにソウマールにはこういった自己主張を望んでました。
しかし
いざ、そうなると親としてはビビります。
しかし
当の本人ソウマールが必死に戦っているので、私も黙ってその場に座ってます。
(本当は心臓バクバクです(笑)
そして子供同士のやりとりはとりとめなく続きます。
どこかで笑いを入れて、その場を薄めることも、冷静な第三者が出てくることもなく、
その子とソウマール二人のバトルはスクールが終わるまで続きます。
「おれ、ちゃんと言ったよ」
「うん。。。偉い」
「ほら!だってあの子ずっとおれにキーパーやらせようとするんだもん。悪いのは向こうだよね。おれ、間違ってないよね」
ソウマール。いつもより饒舌になります。
きっと正しいことを主張しても、口論という事実が、心のどこかを痛めてるのでしょう。
そしてまた来週も継続されるバトルのことを思うと。。。
大人ならお酒で逃げたいところですが、子供にはそんな術はありません。
いつも純度100%の真っ向勝負。痛みも全てその体にいれておくしかないのです。
その日は珍しく、
アイスクリームを買ってあげました。
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