バロンドールよりネイマール
ちょっと聞いてくださいよぉ。
うちの子、ちょっとおかしいんです。
え?
知ってますって。。。失礼な(笑)
まぁまぁ
そんなこと言わずに聞いてください(笑)
これは私が
少しだけ
仕事が早く終わり、
ソウマールの練習を観に行った時に起きたことです。
ではでは。。。
「おっ!間に合った」オヤマール練習会場に到着。「どれどれ。。。ソウマールは。。。おっ、いた。やってるやってる!良かった。良かった。。。ん?」
しかし、
よく見てみると、ソウマールがピッチ上で泣いてるじゃないですか?
「げっ!どうした?」
ソウマール泣きながらも試合を続けています。
私は何があったのか、原因を探しました。
まず
最初に考えたのは。。。怪我?!
しかし。。。
見たところ、どこも怪我をしていそうにありません。
じゃあ。。。
次に考えたのは
点数で負けてるとか。。。
そう思った矢先、
ソウマール泣きながらもゴール。
「5対0。相手チーム頑張って」とコーチ。
この掛け声を聞く限り
。。。大丈夫そうですよね。
(だって今、ソウマールが得点を決めたので0点のチームじゃないことは確かなので。。。)
じゃあ、なんで?
私が
疑問に思っていると。。。
またもやソウマール得点!
「あれっ、むしろ好調じゃん!」
※ちなみにミニゲーム(小さなコート)のため、簡単にゴールが入る仕組みです。
。。。しかし
またもやソウマール。号泣😭
もう訳がわかりません。
そんなときにホイッスル❗️
私はたまらず
ソウマールを呼び寄せました。
「おい、ソウマール。なにがあったの?」
すると。。。
「うわ~ん!」
「いや、泣いてちゃ分からないよ。どうしたの?」
「うわ~ん!あの人が。。。」
指の先には、見知らぬ男の人が。。。
どうやら体験で来た方でしょうか?
。。。その親、自分の息子を呼びつけ、叱りつけてるじゃないですか?
「ソウマール!あの人がどうかしたのか?」
「うわ~ん!あの人が試合中。。。おれの悪口を言ったよぉ。。。」
「なに?」
ギロリと私は睨みました。
「なんて言われたんだ?」
「うわ~ん!あのね。。。」
ここで
コーチのホイッスル。
「はーい。ラスト試合するよ!」
ソウマール。。。まだ聞いてほしそうにしていたけれど、コーチの元へ。
そしてオヤマール。。。行きましたよ。体験で来てた父親のところへ
「あの、すみません」
「。。。なんでしょう?」
「私、あの背がでかくて消極的な子の親なのですけど。。。」
「ん。。。どれですか?」
「あの、ネイマールカットを失敗したような頭の。。。あれです」
「ん。。。あぁっ!もしかして!あのお父さんですか?!いやぁ、あの子凄いですよね!私、体験で来てみたんですが驚きましたよ。巧いんですよね!」
「なんて、いったんですか?」
「はい?」
「うちの子になんて言ったんですか?」
「いやぁ、巧くてガタイも良かったんでね、私、あの子に『君、クリロナみたいだね』って言ったんですよ」
「。。。え?」
「いやぁ、凄いですよね。あの上の学年にも食らいつく感じが。。。いやぁ、たいしたものだぁ」
「え。。。いったのって、それだけ。。。ですか?」
「はい。それだけですけど、なにか?。。。いやぁ、それにしても巧いわ。それに比べ我が子は。。。」
。。。
今、うちの子。。。クリロナって言われた?
。。。いや!めっちゃいいじゃん!!
むしろ最高!
そう思ってると、
ソウマールまた得点。
※あくまでもミニゲームですから(笑)
「おーい、クリロナくん!ナイスゴール!」
体験の親は遠くからでもソウマールに親切に声をかけてくれます。
。。。するとソウマール
。。。こっちを睨み、号泣(笑)
もう訳がわかりません(笑)
そして
ゲーム最後に最高の展開が。。。
体験の子がついうっかり、
ソウマールにファールをしてしまい、ソウマール転倒!
「おい、なにしてんだよ!怪我させたら大変だろ!スライディングはするなってさっきからいってるだろ!」
と体験の親。
。。。あれ?
この方。。。もしかして良い父親?
そしてフリーキックへ
キッカーは当然、ソウマール。
「頑張れ!クリロナくん!ほら、お父さんも応援しましょうよ。自分の息子を!」
「はぁ。。。ソウマール。頑張れよ」
ピクッ
ソウマール。親の声を聞き分ける能力はずば抜けてます(笑)急に目付きが変わりました。
。。。あ、これは絶対直接ゴールを狙うな。オヤマールは確信しました。
だって、ソウマール。
いつもより助走を多く取ってますから。
そしていつもより、姿勢を下げてます。狙いを定めている模様。
おっ!
ここで一度タイミングが合わず、深呼吸。
そして
再び気合いを入れ直し
、
短パンをグイッと引っ張り、ビキニのようにして。。。
って、それクリロナじゃん!!(笑)
もう
ふんどしのようになったソウマールの短パン(笑)
そのまま、ソウマールシュート!
もちろん決めましたよ
。。。でも、もうソウマールというか。。。ソウロナでしょ(笑)
帰り道
私はソウマールに聞きました。
「ソウマールはさ、クリロナ大好きでしょ?」
すると彼は真面目な顔で。。。
「いや、許せてカバーニだな」
。。。もうソウマールの判断基準が分かりません(笑)
誰か助けてください(笑)