子どもがジュニアサッカー?!

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SOUMAR’s diary

岡本太郎を愛する父とネイマールに憧れた息子ソウマール(現小6)の壮絶なジュニアサッカーに挑む親子の物語です。

強豪チームとの戦い(後半)

強豪チームとの戦い(前半戦)はこちらです

soumar.hateblo.jp


では後半戦。どうぞ


。。。そして、ハーフタイムがそろそろ終わりかけた時、コーチが動いた。
「よし!後半からはDFを代える。スタミナくんに代わって古株くん」

「えー!!」と選手。

そして。。。

「だめだよ。コーチ!」
「そうだよ。スタミナくん。前半けっこうやってたよ」
「うんうん。何度も助けられたし、なぁ」とフィールドにいた選手達がこぞってコーチに意見をしている



意外でした。



普段、ベンチとは逆側で応援しているため、ベンチの声は当然聞こえません。
しかしこうやって改めて聞こえてくると。。。


みんな、自分の意見を持っていて、それをきちんとコーチに伝えているじゃないですか!


「。。。なんか、すごいね」
思わず隣にいる保護者に私、話しかけちゃいました。
もちろん隣にいる保護者も「成長ですよね」と、とても喜んでました。


しかし!

「後半は古株くんでいく!」


。。。けっこう譲らないコーチ(笑)


子供の自主性を育てればいいのに。。。と思いながらも、黙っていました(笑)


そして後半。

molten(モルテン) サッカー用 立体作戦盤 SF0080

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案の定というか、前半通りというか。。。ボコスカ攻めこまれています。
そしてその激しい守りに突然入らされた古株くんは驚きのあまり、一人だけテンポを掴めていない状況。。。

「古株!あまり攻撃に行くなよ!」

そうです。この古株くんはけっこう攻撃的なのです。
(きっとコーチ的には攻撃に転じたいという意思のもと交代したのだと思われます)

しかし、采配は裏目に出ました。
ソウマールがドリブルで抜かれ、そのカバーに急いで入った古株くんのスペースを逆に狙われ、得点。

強豪チームも一安心。
「よーし!この調子でドンドン点を取るぞ!」
勢いづく強豪チーム

ソウマール、うなだれます。

ソウマールFC(仮)のコーチも頭を抱えている。そしてスタミナくんをまたコートに戻す準備をし始めました。。。しかし
「コーチ!もう一回。このままで!」
なんと、ソウマール。片手で手刀を作り、謝りながらもコーチに進言。

「なんかさぁ。。。いけそうなんだよね♪この感じ」
。。。なぜか、楽しそう(笑)
それにつられるかのようにソウマールFC(仮)の仲間も少し力が抜けように頷いてます。


。。。コーチの判断は。。。


このまま続行

そしてリスタート。
ソウマールなんとかさっきの失敗を取り返そうと必死にドリブルで仕掛けていくが、なかなか上手くいかず。

そして。。。
苦し紛れのミドルシュートを放つ!

しかし、キーパーに弾かれ、コーナーキックへ。

キッカーはもちろん
小心者だけどセットプレーだったら
けっこう得意なソウマール。


いつも通り狙いを定め、センタリング。
しかし飛んでいったボールは低く速いボール。まるで空気も読めずシュートのような勢いで飛んでいきます(笑)

「。。。あぁ、もったいない」
そう思った時、DFの古株くんが突如突っ込んできてるじゃありませんか!

「あっ、入る!」
ドンピシャなタイミング!古株くんヘッドで合わせにいった。


スカッ!

なんとボールは速すぎて当たらない。

ボム!

「。。。え、うそ!」
な、なんと、コーナーキックのボールはその横にいたエース君の股間に当たり、そのままゴール!

みんな一瞬の間があった後、大歓声!

「すごい!!」
「いいぞ!!」
ソウマールFC(仮)も喜ぶ。
しかしエース君だけは股間を押さえ、うずくまる(笑)

これはいけるかも!
そんな期待が出てきた後半戦。


。。。しかし、そんなに甘くなかったです。
その後、強豪チームの攻撃は更に悪化し、サンドバッグ状態が続きます。
コーチもスタミナくんを投入し、守備一辺倒に。


しかし、ここからがサッカーのおもしろいところ

強豪チームは
どうしても格下から点を取って勝ちたいがため、選手みんなが前に前にと(いつの間にか)出てきます。

気付けば
フィールドプレイヤー全員がソウマールFC(仮)の陣地にいる。

。。。これはもしや。

そう思った矢先、ソウマールFC(仮)のスタミナくん。ボールを奪うと全線へパス。

そこにはエースくん。

「あっ!」
慌てて戻る強豪チーム。
「いけー!」
オフサイド!」
オフサイド!」
強豪チームの大声で叫びながら全力で戻る。
しかしうちのエースくん。何がすごいかって。。。足が速い♪

そのまま落ち着いて、ゴール!

「やった!」
みんなで喜びます。

しかし強豪チーム。
これをオフサイドだと主張。しかしエースくんはきちんとハーフラインを越えていなかったため、オフサイドにはならず。


そうこうしているうちにホイッスルがなり、試合終了


。。。なんと、ソウマールFC(仮)強豪に勝ちました。


選手みんな喜ぶよりも疲労感でぐったりしています(笑)

保護者も
「。。。サッカーって、強いから勝つわけじゃないんですね」
「難しいんですね。サッカー」
「。。。完全に負け試合でしたもんね(笑)」
と狐につままれた表情。


そして、
選手達が帰ってきたけれど、みんな黙々とおにぎりを食べているだけ。
その反対側では、強豪チームの何人かが涙を流していました。。。

強豪チーム。
コーチからの叱咤激励の後、トレーニングマッチを申し込んできました。

そして
さっきの無念を晴らすかのように攻める。
結果は。。。ボロ負けです(笑)

本当に勝てたのが不思議な試合でした。
そして、
その後の強豪チームのやる気を考えると。。。
結果としてどっちが良かったのかなぁと考えさせられました。

しかし、
ソウマールFC(仮)だって
強豪チームに勝てたという事実が自信となっているのも確かです。

勝ちと負け
どちらが良いのか?

。。。それは選手達の捉え方次第でどちらとも言えるなぁと思いました。

「ねぇ、オヤマール。強豪チームに勝ったからさ、ポケモンカード買ってよぉ」

。。。こいつは勝つとダメそうです(笑)

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