少年サッカー界は「なぜ素走り」を嫌う?
現代の少年サッカーでよく言われる事の1つに「素走り禁止」があります。
禁止な理由としては以下の3つが主なのかなと推測します。
【主な理由】
・走るだけでは非効率(ボールを使った方が良い)
・サッカーのランと陸上のランは元々違う
・そもそも時代遅れ
まぁ、
ようはボールを触らない時間がもったいない!!
それなら総合的にトレーニング出来る戦術的ピリオダイゼーションにしよう!
ということ。
現代は確かに忙しい。
あれもこれもと専門的に掘り下げるよりも総合的にサッカーをやり、
サッカーで必要な能力全てのレベルを上げることが効率がよく、プロへの近道。
きっと
そういう言うことなのだと思います。
確かにその意見はおっしゃる通り!!
総合的に!
よりサッカーに近い形で!
全ての能力が上がる!
これがベストです!!
しかし!!
1人で自主練していたり、親子で練習していると
そういう試合に近い雰囲気の練習はなかなか難しいのも事実です!!
そして戦ピリちゃんばかりを崇拝し、採用しだすと
結局のところ、なにがいいかって
ミニゲームのみになりそうですよね(笑)
もちろん、ある程度の力が備わった選手であれば、戦ピリちゃんでレベルアップはします!
レベルが高ければ高いほど、総合的な練習でやるのが私もベストだと分かります。
しかし!!
我が息子ソウマールはまだ小学生。
まだまだヒヨッコです。
専門的に各々の能力を伸ばす事をまず私は大前提に考えています。
今はその時期だと。
(まずは1つ1つ部品を丁寧に作り、そこから総合的に鍛えたい考えです。ようはプラモデルみたいなイメージです)
私もスポーツは
卓球とボクシングをやってきました。
やはりその2つを私が経験して共通していえることは
まずは形(型)を整えてから、試合がベストでした。
(基礎を身に付けてから実践!)
例えば。。。
ボクシングでは最初に習うのはフォーム。
鏡の前で何度もチェック。
そして次に足さばき。
それから攻撃の型、ディフェンスの型。これをある程度形にして
その上でスパーリングです。
(まぁ、ボクシングなんで怪我させないように基礎はみっちりとやりますかね)
そしてサッカーの戦ピリ的考えはボクシングにもあって
ある程度レベルの高い選手だと
試合形式のスパーリングをガンガンやれば、
スタミナ、スピード、足さばきなど
トータル的に向上できるので効率がよいという考えです。
(もちろん疲労との兼ね合いはありますが)
結局のところ
どの競技も一緒なのです。
しかし
これをいきなり素人レベルの選手(小学生)が真に受けると。。。
全てのレベルがちびっと向上するぐらいで終わりそうな気がします。
(ミニゲームだけじゃ上手くならない理論)
それよりも専門的に1つを向上させ、それをサッカーにマージし、そしてまた次の専門部分をトレーニングし。。。
そんな感じが良いとオヤマール家では考えてます!
とまぁ、そういうことなので
強豪チームに入ってから我々家族は素走りをする機会が多くなりました。
やはり、つおーいチームだと
スピードや強度が高く、スタミナの減りも半端ないので走りが重要になってきます。
当然、ソウマールは
「おれ、走るトレーニングより、サッカーの練習がやりたいよ~」
とブツブツ言ってくるので私は
「知ってるか?サッカーはね、1試合中ボールに触ってる時間はなんと2~3分なんだよ。
それ以外はだいたい走ってるんだから。つまりはサッカーといえば素走りなんだよ。ほら、少し蛇行すればよりサッカーっぽいじゃん。ほらソウマール。楽しいぞ。蛇行運転!」
「オヤマール。。。恥ずかしいから普通に走ってくれないかな。。。」
「え?なんで?ほら、サッカーがいいんだろ?ほら君も蛇行しなよ。ほらダイアゴナル的にさ」
「分かった。俺が悪かった。。。ちゃんと走るから。。。蛇行はやめよう。それとダイアゴナルとか知ったばっかの用語使うのも止めよう。恥ずかしいよ」
「そうかい?プルアウェイも覚えたぞ✨広がるぞ~!さぁ、次はプルアウェイだ!!」
そうやっていると
徐々にソウマールは走りながら距離を取りだす。
(ん?心の方の距離もか?それは思春期なのか?ソウマールよ!!)
しかし、やってる(私は)楽しい!
こういう親子練はいつまで出来るのかな~!!
「おーい。ソウマール。次はパラレラ行くぞ!」
「。。。いや、それ、ボールないとムリでしょ(笑)」
「あら、そう」
そうやって、オヤマール家のトレーニングは走りとメンタル?の2つが複合的に鍛えられるのであった✨
(ある意味、戦ピリ??)
サッカーの全てが詰まってますよ~
オヤマールのオススメ本(指導向け)
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