貰うなら、殺してしまおう、ソウマール

。。。私、本当にサッカー選手がキライです。

。。。今年も残念ながら残酷な日がやって来ました。

そう、バレンタインデーです。

信長の経済戦略 国盗りも天下統一もカネ次第

なんすか？あれ？

なにが面白いんですか？人の家の前でキャッキャしてさぁ～ほんと迷惑なんですけど～

えぇ、うちにも来ましたよ。

たかがサッカーやってるだけでモテやがって！

えぇ、これは立派なひがみですよ！

元卓球部からのひがみですよ！

なんすか、私とまったく同じ顔してるくせに、片方はモテて！
もう片方はドブを見るような目で見られて！

そのくせうちの愚息も調子に乗りやがって
「そうだ！これからさ、パパとサッカーの練習があるんだけど！観に来る？」とかぬかして

な～にが、パパだ！な～にが、来る？だ？

ふざけんなよ！ぶっとばしてやるからな！

そうして
ギャラリーを引き連れて公園へ。

「ソウマールくん。頑張って💖」

「まぁ」

「きゃ～💖」

(はぁ？顔緩めるなよ！鼻の穴膨らんでるぞ！それになぁ、先輩という親への応援は君らはないのか？親あってのソウマールでしょうが！。。。みてろよ！この小僧を叩き殺してやるからなっ！)

そして始めた一対一の殺しあい！

第1話

私、迷わずボールよりも息子に向かい、吹き飛ばしましたよ！

「キャー、止めて！野蛮人！」

(は？野蛮人？)

「。。。いや、これぐらいのラフプレイなら僕は大丈夫たから。心配しないで」

「キャー、すてき！！」

「は？なにがラブプレイだ！てめえはそこまでヤッたのか？」

「。。。え、いや、オヤマール。ラフプレイだから！なにラブプレイって。それにさ、けっこう今日は激しいよ！」

「あん？今日は激しい？てめえバレンタインデーだから激しいのか？ラブプレイが！てめえ！羨ましいな！！」

「いや、さっきから何言ってるかよく分からないんだけど」

「えーい！だまれ！勝負じゃ！」

こうやってヘトヘトになるまで一対一の戦いは続きました。

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(カ～、カ～)

気がつくとソウマールの取り巻き達は飽きて、すでに帰りました。

それでも続く一対一。

2人はいつの間にかサッカーに熱中して周りが見えなくなってました(笑)

「。。。はぁ、はぁ、オヤマール。やっぱりサッカーって楽しいね🎵体が熱くなれるよ」

「。。。まぁな」

「明日もさ、この練習やろうよ。オヤマールはせっかくの休みで悪いんだけどさ、練習また付き合ってくれない？」

「。。。あぁ、いいよ」

「サンキュー🎵本当にいつも感謝してるよ🎵」

。。。あぁ、やっぱりサッカー選手はモテるわ！！

おれのドブのような心とは違うわ。。。(笑)

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