子どもがジュニアサッカー?!

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SOUMAR’s diary

岡本太郎を愛する父とネイマールに憧れた息子ソウマール(現小6)の壮絶なジュニアサッカーに挑む親子の物語です。

だんだんとドリブルで抜けなくなってきました(2)

前回に引き続き第2弾です!
前回↓

soumar.hateblo.jp


「あれ?うちの子、ちょっと前まではドリブルで抜けてたのに、最近はどうしたのかしら?」

「あら、うちもザマスよ。うちの子、下手くそになったのかしら?」

などと
どうしても小さいうちからサッカーを始めている子供の親としては避けられない道だと思います。


もちろん、
うちのソウマールもその1人です。
(まぁ、ドリブルにこだわる必要もないのですが(笑)抜けないよりは抜けた方がいいので♪)


そしてドリブルで抜けなくなってくると次に起こすアクションといえば。。。

そうです。練習です。

ソウマールも頑張って練習していました。しかしそこには意外な落とし穴があったのです。

今日はそんな話


「ねぇねぇ、オヤマール。おれ、またドリブルで抜けるようにマーカードリブルやってるんだけど。けっこう上手くなったよ。みて」

そういってソウマールは私に向かってドリブルを仕掛けていきます。

「おぉ、速い!めっちゃフェイントが速くなってるじゃん!これなら。。。」



「。。。あれ?」



彼の足さばきはメチャメチャ速くなっていましたが。。。


幅がない

これはだめですね。
自分本意でのフェイントをし続けるだけです。

具体的に言うと
私が「大きく前ならえ!!」をした範囲ぐらいでしか幅を使っていない。

せっかく私はソウマールに自信をつけさせようと、わざと抜かれようとしているのに、わざわざ私のもとへ帰ってくるのです(笑)


「ソウマール。さぁ、もうちょっと相手と幅を見ようよ」

「あぁ、ごめん。ごめん。次は大丈夫!」


そういってまたドリブルを仕掛けてきます。


今度は私を見ながらドリブル。

よし、これなら抜かれてあげられる(笑)


そう思い、私は何も考えずソウマールに突っ込んでいきました。




あれ?とれちゃいました(笑)


ソウマールも私も驚いた顔をしてみつめあう。

「なんで?」

「さぁ?」


そういって
私とソウマールは今のソウマールがやっているドリブルについて研究をはじめました。


その結果。。。



やっぱり幅がない!


そしてフェイントは相手をひっかけるためのものなのに、
速すぎて、引っ掛かりづらいのです。
(速すぎて、ディフェンスはその場に硬直してしまうのですが、そこへ向かってくるのです(笑))


この原因は練習にありました。

彼はドリブルを上手くなろうとマーカー練習やボールタッチの練習をしていたのですが、それには全て幅がなかったのです。
それをソウマールに説明しました。

「。。。なるほど」

ソウマールは私の持論に納得いったらしく

「ねぇねぇオヤマール。じゃあさ、具体的にどうすればいいの?」と聞いてきたので、私は。。。

「基本は人と一対一をやるのがいいけど、無理ならマーカーをこうやったほうがいいよ」


そういって私は真っ直ぐに並べてあるマーカーの横にもう1つずつマーカーを並べました。

「いいかい、ソウマール。これを相手の足だと思ってドリブルしてごらん。そうすれば横幅もとれるから」

つまりは。。。

こんな感じ
※△がマーカーです


↓←←←←
↓△::△
→→→→→↓
:△::△↓
←←←←←


「いいかいソウマール。フェイントは小手先、いや、小足先でフェイントしたってしょうがないんだよ。ドリブルの基本は相手の足が届かない所に常にボールを運べば絶対にとられないんだから」

「いや、オヤマール。相手の足が届かない所だったら、取られないの当たり前じゃん!」

「そうだよ。当たり前のことなんだよ。別にドリブルなんて魔法でもなんでもないんだから。ただ相手の足が届かない所に置けばボールは取られない。それだけのこと」

「じゃあ、フェイントはなんのため?いらないじゃん」

「使わないなら、使わないに越したことはないんだよ。だけど、人はそこまでバカじゃない。だから相手の足が届かない所に運ぶために相手をひっかけるためにあるんだよ」
(もちろん、あえて相手に向かっていくドリブルもあるかと思いますが、まずはドリブルの原理原則を教えています)

「うーん。よく分からん」

(確かに(笑))

「まぁ、ようは幅広く、相手の足に引っ掛からないようにフェイントしようよってことだよ」

「それなら分かった!最初っからそういってよ。回りくどいなぁ、オヤマールは」


。。。


その日、ソウマールはそういって真面目に
足のように2つ並べたマーカーをドリブルしています。


「あのぉ。。。」

「なぁに?オヤマール」

「いや、私がいるんだからマーカーやらないで、私相手にやろうよ(笑)」

「あっ!そっかぁ(笑)」


そんな練習をしてから
ソウマールはまた少し輝きを取り戻しました。
(何度も言いますが1番は対人ですよ(笑))

ではでは

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