ダブルタッチの王様、40人抜き(笑)
これは
ダブルタッチの王様(ソウマール)の幼稚園時代のお話です。
彼が成し遂げた偉業(珍業)を聞いてください。
彼は
1試合
40人抜きドリブルをしました。
あのマラドーナや漫画シュートの久保(知ってるかなぁ?)を越える偉業を
ちょっと、待て‼️
そもそも
サッカーで40人抜きなんて無理じゃない?
だって
ピッチには11人、ジュニアだったら8人でしょ?
そうなんです。
普通は無理なんです。
でも
ダブルタッチの王様はそれをやってのけるのです(笑)
あのスピードで。。。
―――― 試合 ――――
「へい。へい。へーい。パ~ス♪パスちょうだいよぉ♪ちょうだい。おっ!来た♪」
ソウマール。パスが来て、嬉しそう♪
しかし
すぐに相手のお団子軍団が標的を変え
ソウマールに襲いかかってきた!
1人目。
足の速い子が
そのままの勢いでソウマールのポールを奪いに来た‼️
ヒョイ🎵
得意のダブルタッチでかわす。
しかし
そのかわした先に、もう1人がやって来た‼️
ヒョイ🎵ヒョイ🎵
おっと、それをも交わすソウマール。
そのまま
ソウマールは団子の中をダブルタッチで突き進んでいく。
1人、2人、3人。。。次々と交わしていく。
会場からもどよめきが。。。
そして
抜かれた選手も悔しそうに去っていくソウマールの背中を。。。あれ?抜かれた選手、首をかしげてます。
そうなんです。
うちの子のダブルタッチは、遅いのです(笑)🐌💨💨
せっかく交わした相手もまた戻ってこれるぐらいの、遅さ(笑)
なので
何人抜いても
抜かれた子達は後ろに戻っては、
またやってくるのです。それの繰り返し。
もう
ソウマールのダブルタッチ待ちの行列がピッチの中央に出来あがりました(笑)
試合なのか
ダブルタッチの練習なのか、すでに分かりません(笑)
ソウマール
「はい。次❗️」
相手
「チェ、また後ろに戻るのかよ。。。」
抜かされた子はまた律儀に列の最後尾へと回るのです(笑)
そんな牛歩作戦のままですが、
ちょっとずつ相手のゴールに向かっています。
(ちなみにソウマールはディフェンダーなので一番距離が長いです(笑))
「おそっ!」
ついに自分のコーチからも言われだす(笑)
「ソウマール!スピードあげろ!スピード!試合終わっちゃううよ」
「はい!」
ソウマール。スピードをあげる。。。
え?
ソウマール
何を勘違いしたのか、ダブルタッチをやるスピードをあげだす。まさかの高速ダブルタッチ(笑)
敵はさらに翻弄され、なかなかとれない。けれど肝心なスピードは歩く速さ(笑)
「おい、早く何とかしろよ。あの高速ダブルタッチくんを!。。。なんか、恐えぇよ」
相手のコーチからも激と恐怖感が。。。(笑)
でも、とれないんです♪
そしてついに
ダブルタッチの王様は全員を(何回も)抜きさり
ついにやってきたキーパーのもと。
「よし!ソウマール。もうなんでもいい。最後はカッコよく豪快にシュー。。。あっ、そこもダブルタッチなのね。。。(笑)」
。。。なんとかゴール(笑)
ソウマール満足げ。
周りは失笑。そしてほとんどの時間を費やしたため、ここでホイッスル。
1-0ソウマールFCの勝ち。
相手は不満そう。
満足そうなのはソウマールだけ(笑)
その帰り道
「いやぁ、父ちゃん。今日のみた?俺の華麗なドリブル?」
「いや、華麗なのは見てないけど(笑)」
「え、見てないの?ヒョイヒョイかわしてたでしょ?」
。。。まぁ。
その帰り道。私達は公園に行きました。
「よし。ソウマール特訓だ!」
「え?なんで?今日、勝ったよ。それともなに?ダブルタッチに磨きをかける?」
「それはもういい(笑)」
そうして特訓したのが
アウトサイドドリブルです♪
やり方は簡単。
丸い円を描き、それを時計回りに線に沿って回るというもの。
「父ちゃん。こんなのやだよ。つまんないよぉ。もっとフェイントとかやろうよ」
「ばか。アウトサイドドリブルはあのメッシだってやってるんだぞ。あのヒョイヒョイ行く感じ。あれをソウマールもやりたいだろ。あんな感じで」
「全然」
「へ?」
「おれ、別にメッシになりたいわけじゃないし」
「は?」
(この子は本当にバカなんだろうか?あのメッツ様を否定するなんて。。。)
「。。。たしか、ネイマールも使ってたかも?」
「じゃあ、やる!!」
こうして始めた
円をぐるぐる回る競輪選手かオートレーサーのような練習
。。。案の定?!
最初は全然出来ませんでした。
「あれ?おい!ちょ、待てよ!」
ダブルタッチの王様はインサイドばかり使っていたため、アウトサイドは苦手のようです。
なかなか思うように行かず、
ついついキムタクのような口調でボールに文句を言っております。
「おい!ちょ、待てよ!」
そしてそれを何日も続けていくと
子供はある程度できるようになります♪
すると、
今度は子供飽きだします(笑)
その時、親の登場。
「おーし。勝負だ!」
そういって
今度はオヤマールがソウマールの反対側の線に行き(時計で言うところの12時半🕧️)ドリブル。
先に相手の背中をタッチした方が勝ち。
「行くよ!よーいスタート!」
幸先良くスタートをきるオヤマール。
あれ?でもこれ、意外と難しいのね(笑)
「ちょ、待てよ!」
「こっちも、ちょ、待てよ!」
親子揃ってキムタク状態。(Kokiはいません(笑))
そんなこんなんで
気がつけば試合では
「おいソウマール。スピード落とせよ!スピードに頼るな!」とコーチに怒られるまでに成長出来ました🎵
ダブルタッチの王様は今日、ここに返上します(笑)
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